まえがき
これは以前に書いたhachibeechan.hateblo.jpの続きになります。
また、この記事を書くにあたってはLoctekさんから製品の提供を受けております。
スタンディングデスクとは、またそのメリットとは
まだ結論の出ていないことが多すぎるようですが、ずっと同じ姿勢でいること、とりわけ座りっぱなしでいることが健康に悪影響であることは我々の体感から言っても間違いのない事実でしょう。
どんなに良い椅子を使って、良い姿勢であったとしても同じ体勢でいることは健康に良くないようです。
これを解消するために使われているのがスタンディングデスクです。
立った状態専用のデスクというものもありますが、同じ体勢を続けることで生じる身体への負担を軽減するという観点からいうと、可動式のスタンディングデスクが好ましいです。立ちっぱなしで足が疲れてしまい、崩れた姿勢で仕事をするようでは本末転倒ですし、そもそも立ちっぱなしは別の疾病の原因になります。
僕の経験からいうと、だいたい1〜2時間くらいで立ったり座ったりするのが身体の調子や生産性の観点からいっても効率的なように感じますが、ここのフローはまだ改善の余地がありそうです。
また仕事中、軽い眠気に襲われたときなど、立ち上がって血行が良くなるようにすると目が覚めたりするような効果もあります(本当に眠いときは昼寝をするのが一番ですが)。
前の会社ではSwiftを使って数ヶ月ほど仕事をしていましたが、明らかに肩こり、腰痛の症状が軽減されていました。また我々は仕事のあと頭だけが疲れて身体は運動不足、という不自然な状態になりがちなのですが、スタンディングデスクを使っている間は下半身の筋肉にほどよい疲労感が残るのも良かったですね。
BEKANTやSwiftと比較して、Loctekの優位性
先のエントリでも紹介しましたが、BEKANTやSwiftはオフィス用の製品であるため、サイズも大きく、また値段も高額です。
Loctekであれば、既存のデスク(サイズや重量などについては次の項で)の上に載せるだけでそれがスタンディングデスクになります。値段も3万円と、かなり安いです。電動じゃなくてガス式、などの違いはありますが。
なので、オフィスはもちろんですが僕のように自宅での作業用に導入したいという方でも試しやすいとおもいます。
LoctekのスタンディングデスクM1Bの基本スペックについて
外観や使い勝手はこの動画のような形になります。見ての通り、普通のデスクの上に置いて使う形になります。
Loctek 座位・立位両用スタンディングデスク 高さ12段階調節付 27インチ ブラックM1B
- 出版社/メーカー: Loctek Visual Technology Corp.
- メディア: エレクトロニクス
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詳細は公式やアマゾンのページにゆずるとして、ここでは購入を検討する人が主に気にするであろうスペックについて羅列します。
サイズ
27インチからいくつかのサイズが存在するようですが、僕が提供していただいたものは27インチになります。
自宅に設置するのであればこのサイズで十分でしょう。奥行きはだいたい55cmなので、事前にデスクのサイズを測っておく必要があります。重量
23kgです。
かなりしっかりとした作りになっているため、重量もそれなりにあります。そのため、これを載せるデスクは耐荷重に余裕があるしっかりとしたものを選ぶべきでしょう。耐荷重
15kgです。後述しますが、ガス圧で作動させる仕組みになっているので安全のためのマージンをしっかりとってあるのだとおもわれます。
前述の通り、しっかりとした作りになっているのでモニターアームなどを設置しても余裕があるとおもいます。モニターアーム
Loctekはモニターアームも製造している会社で、こちらのデスクもモニターアームの設置を考慮した作りになっています。
可動方式
オフィスチェアなどと同じ、ガス圧で調整するようになっています。また、12段階で高さを調節することができます。
見た目
僕が提供していただいたのは黒いモデルです。他にも白があるようですね。
ツヤ消しの黒で、おもったよりも高級感があります。圧迫感はあります。ちなみにグラスに入っているのはペプシコーラ ストロングです。
組み立てについて
パーツもしっかりしており、特に複雑なことも10分程度で組み立ては終了しました。
ただし、クソ重たい製品なので一人で組み立て、設置しようとするのはやめておきましょう。力に自信があっても手伝ってもらいましょう。説明書でも二人での作業を推奨しております。
実際に使ってみての感想
まず、3万円の値段に見合う製品だとおもいます。パーツにバリなどは当然ありませんし、全体的にブレない安定感があります。
可動部を隠すためのキャップや、モニターアームを取り付けた際にケーブルをとりまとめる*1結束バンドが付属していたりと、細やかな配慮が行き届いています。
手前部分の溝はスマホやタブレットを立てるための溝ですが、中に穴が空いていてキーボード用のコードを通せるようにもなっています。地味ですが、可動式のスタンディングデスクにおいて配線を綺麗に行うのは見栄え以上の意味を持ちますので重要な点です。
また、購入する前の懸念点として「デスクの上にこんなにデカいものを置いたら座って作業するときの高さが変わってしまうのでは?」というものがありましたが、これも手前に突き出したキーボード置き場がちょうど設置したデスクと同じ高さになるよう設計されているので問題ありません。
(ちなみに、つい最近、今まで使っていたモニターが突然の死を迎えたために写真ではデスクの上にMacbookを直置きしていますが、作業中の視線はもっと上を向いているべきです)
懸念点
まずはサイズと重さですね。
オフィスならなんとでもなるかとおもいますが、自宅に導入する場合は設置場所など、よく考えてから相談の上購入しましょう。大地震に備えたい人なんかはテレビ用の耐震ジェルマットを買ってもいいかもしれませんが、どちらの保証範囲も超えた利用方法なので自己責任熟慮の上でどうぞ。
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次にキーボードなど周辺機器の問題です。
僕はMacbookのキーボードが嫌いなので問題ありませんが、このデスクを使うと必然的に外付けのキーボードの利用を余儀なくされるのでそこにこだわりがあるひとは気をつけたほうがいいかもしれません。ただ、スタンディングデスクを購入しようなどと考えるのは身体に気を使う人であるはずです。
そしてラップトップで作業する姿勢というのはこの上なく身体に悪いものです。ラップトップスタンドなどを導入して姿勢をまっすぐにして作業するようにしましょう。
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立ち位置やモニターとの距離次第ではキーボードが隠れてしまいますが、恐らくみなさんタッチタイピングができるお友達だとおもうので問題ないかとおもいます。
最後に、高さ調整のためのレバーが少し固めです。またガス圧式であるため、高さの調整に少し力が必要になります。最初のうちは慣れないはずなので、まずはモニターなどを何も置かずに調整の練習をしてから色々と設置しましょう。あとは筋肉が解決してくれるかとおもいます。
まとめ
正直なところ、商品提供を受けてブログを書くとか緊張するしもしも製品が微妙だったらどうしよう批判して大丈夫なのかしらんなど悶々として引き受けるかどうか散々迷ったのですが杞憂でした。
現状の感想として、素晴らしい意外の感想がでてきません。3万円というオフィス製品にしては破格のお手頃感でスタンディング機能を後付けできるのですから。
日本でスタンディングデスクを手に入れようとするととにかく高くつきますし、頼みの綱のIKEAデスクは品薄もいいところです。Loctekのスタンディングデスクであれば高級チェアの数割程度の値段で導入できます。個人的にスタンディングデスクは高級椅子よりも健康と生産性の点で高いプライオリティを持つと感じているので、コストパフォーマンス的にも優れている製品だとおもいます。
購入についてですが、Amazon内に公式ショップがあるようです。
Loctek 座位・立位両用スタンディングデスク 高さ12段階調節付 27インチ ブラックM1B
- 出版社/メーカー: Loctek Visual Technology Corp.
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恐らく詐欺師の対象外の製品だとおもいますが、マケプレ詐欺が流行しているようなので念のために発送業者の名前をちゃんと確認してからポチりましょう。
おまけ(ストレッチポールをかいました)
首を壊して以来とにかく体の不調に敏感になった僕なんですが、つい先日ストレッチポールを購入しました。
クッソ高いし、怪しげな健康グッズだなと疑いつつ藁にもすがる気持ちで購入したんですがマジで素晴らしいです。そら体操の先週も休憩時間にこれ使うわ。
コードを書き始めたりゲームをやりはじめたりするとついつい何時間もずーっとやりつづけてしまう*2僕がストレッチポール休憩を自主的にとるくらい魅力的なんです。
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肩こり、腰痛に悩まされるエンジニアはスタンディングデスクと合わせて一考の価値ありですよ!マジで!