HDMIの基本仕様とかの以下の日記も合わせてみてほしい。
hachibeechan.hateblo.jp
とにかくややこしかったが、2015年以降に日本製の4Kテレビは基本的にHDMI 2.0 Level A(フルスペックなほう。多分HDMI2.0aって表記されることがおおいかも)とHDCP2.2の両方に対応していると考えて構わないとおもう(でもちゃんとカタログは読もう)。
なお、前置きをさせてもらうと、この記事では具体的に「どのメーカーがおすすめ!」というようなことは書かない。映像には様々な種類があるし、メーカーにもそれぞれ得手不得手があるからだ。それを僕の好みで断定してもしょうがない*1。
あくまで「テレビって情報が多すぎてどう選んだらいいかわからないけど、こういうポイントに絞って選ぶと幸せになりやすいですよ」というアドバイスだと思って欲しいし、当然僕の好みが大いに反映されているため、漏れはあるはずだ。
僕自身、クソほど迷って購入に踏み切ったわけで、この記事はその最中で調べたもののうち重要なものをピックアップしてまとめた、メモみたいなものになる。これが迷ってる人のなんかの助けになれば、調査にかけた時間も多少は報われてくれるだろうなという感じだ。
- 2017年をむかえての補足、そして有機ELについて
- そもそも買う価値はあるか
- 4Kテレビそのものに対する懸念点
- 4Kのコンテンツが足りない?
- 8Kは? もうすぐなんじゃないの?
- PCの作業用モニターとしても使いたいんだけど……
- 予算感
- 型落ち品を買うべきか否か
- 重視すべきカタログのスペック
- 最重視すべきもの
- HDR対応
- ゲーマーが重視すべきスペック
- 倍速駆動について
- Netflix対応などのアプリ的機能
- 音質
- 番外: Mastered in 4K
- 店頭で見比べる時の注意点
- 恣意的な並べ方、流している映像ソース
- スタッフの所属について
- でもあくまで参考にしかならないよ
- まとめ
- 追記:4Kに対応した映像配信機器について
- 追記2:4K HDR対応版のPS4 Proをプレイするための4Kテレビ選びについて
- 追記3:AppleTV 4Kについて
2017年をむかえての補足、そして有機ELについて
この記事を書いた2015年末と比べて4Kは世の中に格段に普及したといっていいだろう。UHDBDの普及については未だ疑問符がつくが、Xbox Oneなどの安い再生機が登場しているし、最近の映画は普通のブルーレイにUHDを同梱する力技でなんとか普及させようと努力している。
ゲームについても、そもそもPCゲームはかなり以前から4K出力が可能だったが、PS4ProやXbox One Xなどの登場によって安価なコンシューマー機でも4Kの体験が可能になりつつある。
もはや「4Kテレビを買ってもコンテンツがない」状況を心配する必要はなくなった。アップコンバートもそこそこ優秀だしね。
そして有機EL。これは僕の個人的見解だけど、新しい技術だということもあってまだいくつかの課題がある。
まずはコスト、そして消費電力、最後に表示遅延だ。
お金がふんだんに有り余っていて、最高の画質を求めていて、アクションゲームをやらない人であれば買いかもしれないが、ここはまだ様子見で値段の落ちていて技術的にも落ち着いている通常の液晶テレビを買って差額をオーディオにでも費やした方がよいのではないかなとおもう。2〜3年後にはまた状況は変わっているだろう。
そもそも買う価値はあるか
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