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タオルケット体操

サツバツいんたーねっと

Amazon Fire TVに対応したホームシアター環境構築を考える際に気をつける4Kまわりの仕様について

hachibeechan.hateblo.jp

以前、Fire TVを購入した。
Fire TVに関するレビューはまた今度やるとして、いまの僕の中で課題となっているものに関してまとめておきたい。

Amazon Fire TV(新型のApple TVも)には光デジタル音声出力がない

表題のとおり、Fire TV、Apple TV(旧世代にはついてる)ともに光デジタル音声出力が存在せず、HDMIいっぽんとなっている。
無駄を省くといえばそうだが、我が家のスピーカーをはじめとして、数年前のAV機器は基本的にHDMIをサポートせず、光デジタルなどの入力が基本となっているわけで、ここでいきなり省略されてしまうと困る。

ちなみにHDMIしか存在しない機器といえばWiiUもある。これもHDMI入出力をサポートしたAVアンプがあればリッチな環境で音を流すことが可能だ。 まぁしかし以前の日記(WiiU本体はどのセット買うべきなのか))でも書いたが、PS3が光デジタルをサポートしていることを考えてもつくづく微妙なハードである。

それはさておき、お使いのモニターにもよるかもしれないが、一部を除いてモニター・TVともにスピーカーというのは大変貧弱だ。特に低音は絶望的である。
せっかく映画を観るのであれば、やはりそれなりの音で観たいというものだろう。ましてや僕がFire TVを買ったのは、最終的に4Kコンテンツの視聴を目的としているわけで、それでモニター付属のペラッペラな音で映画を鑑賞するのは片手落ちもいいところである。

Amazon Fire TVで映画鑑賞するために欲しいAV環境の最低条件

というわけで、Fire TVを最大限に生かしたAV環境の構築を行いたいわけだが、まずそのために必要な要件(いくつか、僕の個人的な要求も含まれている)を以下に羅列しようとおもう

  • HDMI入出力をサポートしている

  • 4Kデータのパススルーも可能

  • 場所をとられるとめんどうなのでサウンドバータイプが良い

  • そこまで音にこだわるわけじゃないので、予算は3万円から5万円くらいレンジで

  • できたら5.1ch以上がいいなァ

まぁこんなところだろうか。
特にHDMIの入出力と、4Kデータのパススルーは必須条件だ。

当初、DAC分離器を内蔵した外部機器でHDMIから光デジタル音声を取り出そうとしたのがだ、4K関連の最低基準を満たした機器がない or あってもクソ高かったので断念した。

ここで、現在の4K配信をめぐる仕様の問題が浮上する。それについては以降の章でまとめる。

4Kの視聴を考慮したAV環境を構築する際に絶対に押さえておきたいポイント

さて、4Kを視聴するさいに既存の機器で問題が出る点だが、それには大きく分けて二つある。

  1. 単純なデータ量

    当然のように、4Kの動画はデータ量が多く、既存の規格のHDMIでは対処しきれないため、あたらしい規格が策定された。それがHDMI2.0だ。既存1.4では4K動画は24fpsでしか配信できないが、2.0を使えば60fpsで処理できる。
    なのでHDMI2.0対応は必須である。

    ただし、後述するがこのHDMI2.0の規格はいわばクソオブクソで、多くの落とし穴があることは覚えておいて欲しい。

  2. 著作権保護技術への対応

    4K動画の配信そのものは、米ハリウッドをはじめとした映像のプロバイダーが強く推進している事業だ。しかし同時に、その品質の高さから著作権の保護についてもかなり厳しい基準を求めている。
    そこで出てくる用語がHDCP2.2だ。

    これは平たく言えばケーブルを流れるデータを暗号化する技術で、現在主流のHDCP1.4がすでに解読されているために現れたあたらしい規格だ。
    そしてほぼ全ての4K動画の視聴には、HDCP2.2対応の機器を使うことが必須になることが予想される。

    さらに困ったことに、HDCP2.2はハードウェア的に復号を行うため、ファームウェアなどでソフト的に対応することができない。
    つまり4K動画を視聴するのであれば、各機器がHDCP2.2に対応していることもこれまた必須であると言わざるを得ない状況のようだ。

HDMI2.0に関する注意点

HDMI ‐ 通信用語の基礎知識

詳しいところは上記リンクを参照して欲しいのだが、HDMI2.0対応を謳う製品には

  • HDMI1.4と同じく、物理的には10.2Gbpsしか出ないもの

  • フルスペックのHDMI2.0であり、18Gbpsまで出力できるもの

の二つが存在して、またそのどちらも規格的には2.0だと表記して問題ないことになっている。

さて、じゃあ何故過去の1.4と同等の転送速度しかないのに4K/60fpsが可能になっているかというと、簡単な話で色情報をソフトウェア的に間引いているのだ。
こうすれば従来の機種でもHDMI2.0だと表記することができる。

今のところ販売しているブルーレイなどの多くは4:2:0のようだが、試験放送が始まっている4KTVなどはすでに10.5Gbpsくらいのデータ量であるらしく、物理層10.2Gbpsの機器では画質の劣化はさけられない。
当然のように、今後はあたらしい規格のディスクが出てくるなどしてフルスペックの4Kコンテンツも増えていくであろうし、中途半端なモノを買って悲しいことになるのは避けたいところだ。
ちなみに

とても家庭用の規格とは思えない。一応IT系でモニョモニョやってる人間でも理解にしばらく時間がかかったというのに、ご家庭のお父さんお母さんがこれを理解できるとはとてもじゃないとはおもえない。
4Kはモニターにしろ周辺機器にしろ安い買い物ではないというのに、なかなか酷い話だ。

まとめ

  • HDMI2.0といっても2種類あるので、ちゃんとスペックを読む。表記がない怪しい製品はメーカーに問い合わせるしかない

  • HDCP2.2に対応していないと視聴できないコンテンツもある

  • 上記の規格は、Fire TVやレコーダーのような配信機器やテレビだけではなく、中継するのであればAVアンプやホームシアターにも関わってくるので注意しないといけない

    • HDMI2.0に対応していてもHDCP2.2には未対応というような機器は当然のように存在するので注意
  • HDMIはクソ

そもそも「ケーブル1本で映像と音声を配信できるから楽だよ!」っていうインターフェースのはずが、規格がごちゃごちゃとしすぎて余計ややこしいことになっているのはちょっと笑えない。
しかも映像のノイズが乗るので音質も良くない! Fire TVもApple TVもどうして光デジタル出力を廃止したんだよコノヤロー!!!

やっぱPS4最高やな(結論)


ちなみに、上記の条件を「5.1ch」以外は全て満たしつつ3万円以内に収まるシアターボードの例にはパナソニックのHTE200などがある。

Panasonic 2.1ch シアターボード 4Kパススルー対応 Bluetooth対応 ブラック SC-HTE200-K

Panasonic 2.1ch シアターボード 4Kパススルー対応 Bluetooth対応 ブラック SC-HTE200-K

きっちりと18GbpsのHDMI2.0やHDCP2.2などの記述が確認できるとおもう。
とりあえずはここら辺の機器の購入を考えている。


Amazon Fire TV

Amazon Fire TV

PlayStation 4 ジェット・ブラック (CUH-1200AB01)

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