理由
流行り(一部)に乗ってErgoDox EZを買いました。
何故か? それは私が漢だから。そして超オスの存在…憧れ…
つまり、あまりに肩こりがひどすぎるのでいい加減HHKを脱却しようとおもいたったというワケ。
というわけで開封。
くっさい。めっちゃシンナーくさい*1。しかしツヤ消しのブラックといい、見た目はなかなか綺麗です。角度をかえられるチルトもしっかりしていてグッド!
どこをみても作りはしっかりしてます。これから買う方はチルトとアームレストつきをおすすめします。
軸ですが、僕はよくわかんないので赤軸を選びました。HHKの静電式と較べてはいけないんですが、まぁそれほど悪くないです。音もそれほど大きくないです。若干ひっかかる感じはあります*2が、そのうちに馴染むでしょう。
実は基本的にメカニカルあんま好きじゃないんですよね……まぁしょうがない。あと青軸はやめろ。
世間で流行っている様子
漢(オトコ)のコンピュータ道: キーボードを新しくした話(ErgoDox)
ErgoDox EZが届いた · I Will Survive
ErgoDoxを購入して人生がバラ色になった - YAMAGUCHI::weblog
この短期間でブログが3つもポストされている。これはサイレントマジョリティを考慮すると少なく見積もっても5千人は導入している可能性があるので流行っているといえます。
感想
デフォルトのキーバインドがイケてねぇ
デフォルトのキーバインドですが、ぱっと見でもわかる通りかなりイケてません。まぁWindows, Mac, Linux, どのユーザでもフツーに使えるように……という配慮なんでしょうが、Macユーザからすると不満ありまくりの配置です。
不満点(とその改善案)を具体的に上げると
カーソルキーいらない
Macは標準状態でEmacのキーバインドを使ってカーソル操作をできるようになっているため、カーソルキーは不要です。同様の理由で、Home, Endも不要ですね。
このErgoDoxのデフォルトのファームでは、カーソルキーが特等席の位置に存在しているため、ここの書き換えは急務と言っていいでしょう。Delete, BackSpaceいらない
Macは標準状態でEmac(以下略)なので、不要です。Ctrlという多用する(僕はVimmerですがCtrlを使いまくります)キーがZの長押し、という微妙な配置にあるのは大いに生産性を下げることが予想されるので書き換える必要があるでしょう。見たところ「→」と交換するのが良さそうですね。
⌘、Alt、Shift、Ctrl、Tabなどの重要なキーが微妙に押しにくい配置にある
これは人それぞれ、手の大きさなんかにも依存するかとおもうんですがデフォルトキーマップでは何故かどれも微妙な位置にあります。Winキーはなくても困らないですが、⌘はないとかなり困ります。
反面、Shift+数字で押せるような記号が押しやすいポジションを占拠しているので、そこら辺を書き換えるといい感じになりそうです。
こんな感じでしょうか。
異論反論あるかとおもいますが、そこはみんなで自分のキーマップを公開して暖かくしましょう。
キーマップの書き換えそのものの是非についですが、こういうキーボードを買うような人間は、既存の環境との互換性とかクソ食らえっていう僕みたいな人間だとおもうので、気に食わない部分はバンバン書き換えると良いと思います。
ペアプロする人は横にもう一つ適当な普通のキーボードを買っておいておくといいとおもいます。
ErgoDoxのキーコンフィグの書き換え方
こちらが参考になるとおもいます。
ErgoDox EZのキーマップを変更する - Qiita
とりあえずアレですね、みんなで僕の考えた最強のキーマップをGitHubで公開しまくるといいんじゃないんでしょうか。僕も頑張ります。
僕が考えたやつは以下にあります。
hachibeechan.hateblo.jp
Vimとの相性が不安
不安ですね。もういっそDvorakにしようかとおもったんですけど、そうするとますますVimの利用が絶望的になります。
Vimを離れて、別のエディタを試してみるいい機会なのかもしれませんね……。text objectの概念が存在しないエディタでのコーディングに耐えられる自信はありませんが……。
プログラマー以外にはおすすめできない
上のQiitaの記事なんかをみてもそうですが、キーマップを変更するのにビルドしてファームを適用して……みたいな難易度の高い作業を要求されるので、プログラマー以外にはおすすめできませんね……
まぁこんなクッソ高い上に妙な形のキーボードをわざわざ買うような物好きがプログラマー以外にいる可能性は少ないとはおもうのですが、購入を考えている方はそこら辺の手順を事前に調べておくと良いかとおもいます。
使いやすさは最高
「ああ、今までのちっさいキーボードは本当に身体に良くなかったんだ……」というのを実感できますね。もうね、全然違います。キータッチがとか本当に些細な問題。肩を開いた状態でキーボードを叩ける素晴らしさ。
しばらく使ってから、肩こりが良くなったぜという報告をするのが楽しみですね。
* 今日は早速ErgoDoxで作業してみましたが、首と肩の緊張具合が全く違います。もう戻れない……
まとめ
という感じですかね。
とにかく大いなるポテンシャルを抱えている感じがあります。
「普通のキーボードに戻れなくなるんじゃ……」という向きもあるかもしれませんが、DvorakユーザのほとんどはQwertyも同時に扱えることを考えれば特に問題ないかとおもいます*3。
気になった人は、ErgoDox EZを買ったり、
https://www.indiegogo.com/projects/ergodox-ez-an-incredible-mechanical-keyboard#/
3Dプリンタで自作したりなどをやっていくと良いかとおもわれます。
ちなみにErgoDox EZですが、量産体制が整いつつあるようで発送はスムーズでした。一ヶ月もかからなかったんじゃないかなー。
おしまい。
余談。
ちなみにこの日記はMacBook標準のキーボードで書き上げました。だってどこにどのキーがあんのかわかんねえんだもん。
余談2。
上の画像でチラっと写っているガラスはこれ ↓
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キングジムのデスクボード。プラスティックのもあって、そっちのほうが安いけどMacBookユーザはアルミを買おう。だってかっこいいもの。
ちなみに僕は両方買いました。もう一個くらい買ってもいいかもしれない。ていうか会社用にも欲しい。
これをラップトップの下にしくと目線がちょうどいい高さにくるのでおすすめ。普通にデスクの上にラップトップを置いた状態は、前傾姿勢を誘発してしまい良くないのだ。
ErgoDoxと合わせて運用することで姿勢の健康はさらに加速した。