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LoLを上達するために必要な要素の考察 その一

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LoLの上手さを支える要素

LoL、サイコー!www

LoLがうまくなりたいので、うまくなるための方法を模索します。
あらゆる分野、特にスポーツにおいて、上達するために必要なのは研究と練習のみです。
そして、効果的な練習のためには対象のスポーツに必要な技能を細かく分類し、練習メニューを考えることが必要です。

例えばサッカーの基礎練習であればドリブル、トラップ、パス、シュートとそれぞれの動作のみの練習メニュー*1がまず存在して、次にトラップからボールコントロールをしてパス、などより実践に近い複合動作の練習があり、最後にミニゲームや練習試合のような形式で実践します。
漫然と試合をし続けるのでもそれなりの上達は望めるでしょうが、やはり苦手を克服し、長所を伸ばすには個別の基礎練習が一番効率が良いでしょう。
これはゲームでも同様です。

というわけで、LoLにおけるドリブルなどの要素を改めて分析して効率よく上達しようじゃんというのが本稿の趣旨になります。

基礎体力編

地道な練習で上達する要素です。

キャラクターコントロール

LoLの初心者と上級者でいきなり差が出るのがここです。
LoLは古き良きMMOよろしく右クリックで指定した場所にチャンピオンが移動する形式なので、PCゲームに慣れていない人はまずじぶんのおもった位置にキャラクターを移動させるだけで一苦労でしょう。
FPSなどで慣れていてもここまで右クリックを要求されるゲームはなかなかないので最初は中指が攣りそうになるはずです。

超基本的な技術でありながらプロと一般人の間で驚くほどに差が出てくるのがこの部分だなとFakerとかの動画を見ているとおもいます。

CS(Creep Score)

いわゆるミニオンのラストヒットです。
LoLはラストヒットをうまくとってお金を稼ぐゲームです。そしてお金=強さです。
つまりCSの上手さはわかりやすくLoLの上手さに直結する要素で、このCSの取り方でおおむねその人の適正ランクがわかってしまうとまで言われています。

とても練習しやすい要素なのでプラクティスモードでCS練習をするプレイヤーはとても多いです。
ちなみにサポート専であってもADCがタワー下でCSをとるのを手伝ったりする必要があるのでCSのことをちゃんと理解する必要があります。

オーブウォーク、カイト

キャラクターコントロールの一部ではありますが、特に重要なので分けて書きます。

ADCやMeleeチャンプを使うのであれば必修科目です。
簡単に言えばAA(オートアタック)にはASというクールタイムのようなものが設定されていますが、それがあがるまで待つのは時間の無駄だからその間動いていましょうね~~という、ただそれだけの技術です。
が、もちろん難しいです。特にADCは集団戦で細かく立ち位置を調整しながらDPSを出し続ける必要があるので、このカイトの上手さが勝敗をそのまま分けるといっても過言ではないです。

「低Eloの人でここがちゃんとできている人はいない」(青森最高レート配信者談)らしいです。
なので筆者のいる初心者帯ではADCがミニオンを殴ってる様子をみるだけでBotレーンの勝敗はだいたい予想できます。

ドレイブンを使うと強制的に練習させられます。

モーションキャンセル

AAキャンセルの技術も低レートだと精度の落ちるところです。
初心者であればそもそもAAキャンセル出来るスキルや行動を把握していないこともままあります。
ちなみにリヴェンとかいうスキルキャンセルの法則やテクニックが無限に存在するチャンプがいます。

コンボ

これもチャンピオンによって依存度が違います。
いわゆるテクニカルチャンプはコンボの精度が悪い、そもそもコンボを知らないゲームにならないです。それ以外のチャンプでもたいてい一つや二つくらいコンボがあったりするので覚えておくとキルを拾えるラインが広がるので練習しておくといいとおもいます。
逆にコンボの練習だけしていれば充実感を得られるのでこつこつと努力するのが好きな人なんかは向いているかもしれないです。

筆者はコンボ練習が死ぬほど嫌いなのでちょっとでも複雑なコンボを要求されるチャンプは絶対にやりません。

スキルショット精度(エイム)

みたまんまですね。
スキルショットが存在しないチャンピオンもいますし、モルガナやフック系サポートのようにスキルショットの精度次第で人権がなくなるチャンピオンも存在します。

LoLのスキルショットは当たり判定が大きいのでFPSプレイヤーならそこで苦戦することはないとおもいますが、弾速が遅いスキルを当てるために偏差をとったり、CSを取りに来た瞬間を狙ったり……など細かいテクニックが色々あるところでもあります。

ちなみにジグスなどのポーク系チャンプは敵に近づかずにダメージを与えられるので初心者ウケが良いようにみえますが、ダメージ量がスキルショットの精度に大きく依存してしまうのでマウスとキーボードの操作がおぼつかないようなPCゲーム初心者の人が選ぶにはあまり向いていないかもしれません。

基礎知力編

勉強である程度習得が可能ですが、実戦で生かすにはある程度の慣れが要求される要素です。

マップ把握 & ジャングルトラッキング

JGの位置は色々な方法で予測が可能です。
バフへのトリンケットやリーシュの有無からスタート位置を把握し、経過時間やクリープの残り方から現在位置を予測します(当然JG側も裏をかいてきたりすることがありますが)。

Eloが高い人は例外なくJGの位置を考えながらプレイしています。
ちなみに筆者は超苦手です。

ウェーブコントロール

ミニオンウェーブのコントロールのことです。
pushすべきか、それともpullすべきなのか?どのタイミングでリコールするのか?
レーナーであれば上のような判断、JGであればレーンの現在のウェーブ状況からGank可否の判断などなど。
カウンターを当てられた上に多少メカニクスで負けていても、相手のウェーブ管理がガバってればワンチャンでレーン戦勝てる可能性が出たりします。

Topレーナーであれば必修科目ですが、もちろん他のレーンでも重要です。
色々な配信をみていて、ある程度以上のEloでそこまで差が出ているようにはみえないですが低Eloでは差が出てくる(つまり天井は低い)技術のようにみえます。

キルラインの見極め

上級者、特にOTPはここに秀でている印象です。

どの程度ダメージ交換をしたらAll inして良いのか、逆に今の自分の体力は敵のワンコンに耐えられるのか?
このキルラインの見極めは自分と相手のチャンプの愛称や、レベル差、アイテム差によっても変わってくるためなかなか難易度の高い部分です。
低レートでタワーダイブによるキルが発生しにくい、逆に失敗して事故りやすいのはウェーブコントロールが下手なこととキルラインの見極めができていないのが原因でしょう。

キルラインの見極めを学ぶには、プロなどのうまい人のプレイをみるのが一番良いです。プレイヤーがどんなにうまくてもキャラクターのステータスは同じため、理論上は同じダメージ量でキルをとれるはずだからです。
次にそれを参考に実戦でアグレッシブにプレイしてFeedしましょう。二分探索すればいつか最適なキルラインに到達できます。

スキルドッジ

え、筋力じゃないの?とおもわれる向きもあるでしょうが、個人的な分析(眼鏡クイー)ではスキルドッジは知力寄りです。
状況次第ではありますが、キャラコンによるスキルドッジはかなりの部分で「読み」の要素が強いです。
例えば浅いブリッツクランクは20秒ごとに前に出てきてQを撃つだけのマシンですが、どんなに神エイムの人が操っていてもそんな動きのグラブはよそ見してても避けられます(たまに事故る)。

また極端な例ではありますが、どんなに反射神経が良い人でもスキルショットの硬直をとられたら回避が間に合わない可能性があります。
逆に相手の主要CCスキルのクールタイムを把握しておいて、あらかじめランダムウォークを織り交ぜておけばアラサーの反射神経でも相手が勝手にスキルを外してくれます。

まとめ

どうでしょう、世の中にLoL初心者の練習の指針になるような基礎のまとめが「CS練習」くらいしか存在しないので書いてみました。
個別に練習できるようなLoLの基礎技術っておおむねこの程度じゃないかと。他にもあるよって方は教えていただけるとありがたいです。

気が向いたら続きを書きます。

*1:走り込みなどの基礎体力作りも当然必要です