タオルケット体操

サツバツいんたーねっとでゲームとかガジェットのレビューとかをします

Apple TV 4Kモデルを買いにAppleStoreへ行ったら無駄に高いHDMIケーブルを売りつけられそうになった話

sponsored by

Apple TV 4Kモデルを購入しました。レビューしようかとおもったのですが、それよりも個人的にガッカリする出来事があったのでそちらを書こうとおもいます。
本当にかるーくApple TV 4Kモデルについてのレビューをすると、「現状日本で買える唯一のまともな4Kストリーミングセットアップボックス」。以上です。Fire TVもChromeCastもどちらも所有していますが、AppleTVは頭三つくらい抜けて素晴らしいですね。まぁ値段は倍くらいしますが。

ちなみにですが、よくよく仕様などについて調べてから買いたつもりですが、もしかするとこの日記には重大な誤りが含まれている可能性があります。お前勘違いしてんぞというようなことがあれば指摘してくだされば即修正します。

クソ高いオーバースペックHDMIケーブルを売りつけるのをやめろ

AppleTVにはHDMIケーブルが付属していません。なので別途買う必要があります。そこでAppleStoreでは購入時のサジェストが入るわけですが、AppleStoreで取り扱っているHDMIケーブルはBelkin製のクソ高い(3600円以上する Belkin Ultra High Speed 4K HDMI Cable(2m) - Apple(日本))ものだけです。

まぁそこまではいいでしょう。AppleStoreで取り扱っている周辺機器はどれもこれもクソ高いので慣れてます。
問題なのは定員の案内の仕方です。完全には覚えていないのですが、

「4Kでビデオをちゃんと観るためにはここで売っているプレミアムなハイスピードHDMIケーブルを買わないとダメなんですよ〜〜〜〜」

というような案内のされ方をしました。おそらく断定を巧妙に避けているのですが、あたかも唯一AppleStoreで買えるケーブルでのみ4K HDRの出力が可能であるかのような印象を受ける言い回しでした。
あまりにきっぱり言い切るので流石の僕も「もしかすると4K+Dolby Vision HDRでコンテンツを視聴するには特殊なケーブルが必要なのでは」「実は隠された能力がApple TVにはあって、ファームアップデートでHDMI2.1に対応するのでは」なんて不安になって一瞬買いそうになってしまったので、HDMIの規格なんて知らない普通の人は騙されて買ってしまうこともありえるのではないでしょうか。

Apple TVで4K HDR(Dolby Vision含む)の動画を視聴するのに純正のHDMIケーブルは不要

参考: hachibeechan.hateblo.jp

さて、結論から言えばDolby Vision HDRのコンテンツの視聴に特殊なHDMIケーブルが必要になるなんてことはありません(当たり前だ)。HDMI2.0aは4K 60fpsであっても12bit 4:4:4の色規格の伝送が可能です。
ただでさえHDR10と競合して導入が危ぶまれてた(最近は順調みたいだけど)のに、さらに既存のHDMI2.0と互換性がない仕様を乗せるわけがない。そんなことをしたら配信機器からケーブルからテレビまで全て専用の端子をつけなければいけなくなってしまいます。

www.apple.com

上に貼り付けた公式のページをみてもわかるように、AppleTV 4KのHDMIポートは2.0aと書いてあります。参考に貼った僕の過去の日記にも書いてありますが、HDMI2.0aの帯域幅は18Gbpsまでとなっているので、いくらプレミアムなんとかケーブルが48Gbpsの帯域に対応していようが何の意味もありません*1

つまり、アマゾンで1000円以下のケーブル(4K/60p(4:4:4)対応)で全然オッケー! ってことです。

HORIC ハイスピードHDMIケーブル 1.5m ゴールド 4K/60p HDR 3D HEC ARC リンク機能 HDM15-891GD

HORIC ハイスピードHDMIケーブル 1.5m ゴールド 4K/60p HDR 3D HEC ARC リンク機能 HDM15-891GD

BelkinのケーブルはDolbyの審査を通っているということですが、まぁ気休め程度でしょう。3680円のいくらかはそのライセンス料かもしれませんね。

余談:HDMIケーブルで映像や音のクオリティは変わるのかどうか

デジタル信号での通信がまともに行えないような低品質のケーブルなんかを買ってしまったなら別ですが、まずオカルトでしょう。
何十メートルも引っ張ったりする場合は別ですが、その場合もまずボトルネックになるのはブースターのほうではないでしょうか。そもそも一般家庭でケーブルそのものがボトルネックになるようなことはあまりないとおもいますし、逸般家庭はAppleTVで映画を観ることはなさそうです。

ただし、高級ケーブルは出荷前の検品をちゃんと行なっているので初期不良をひくことがすくなかったり、断線対策がしっかりしているなどの優位性がある可能性はあります。5m以上の長さでHDMIケーブルをひっぱりたい人はそれなりの値段のものを買ったほうが安心かもしれませんね、たぶん、きっと、おそらく。

ちなみに年末あたりに発売されるX Box One XはHDMI2.1対応です。

Appleにちょっと失望したよというおはなしでした

AppleStoreの接客クオリティにはそこそこの信頼を置いていて、そこらの携帯ショップみたいな真似をしないだろうとおもっていたので今回の対応には正直なところかなりがっかりしました。
しかも僕にケーブルを勧めてきた店員はHDMIの規格に種類があることすらわかっていないようで、いやHDMI2.0対応してれば普通に4K観れるんじゃないんですか? という質問にまともに回答することができませんでした*2。ショップによってやる場所とやらない場所があるのかもしれませんが、僕が行ったのはおっきい某参道店なんで……おしてはかるべし。全店公式マニュアルじゃないことを祈ります。

オーディオマニア、ホームシアターマニアの人たちがベタ誉めしているのを時々みかけるのでBelkinのケーブルそのものは良いものなんでしょう。しかし客をミスリードするような営業トークで、本来必要としていない人にそれを売りつけるような態度はあまりクールじゃないとおもいますね。本当にいいもので、本当に客が必要なものであればたとえ値段が高くても買っていく場所がAppleStoreでしょ?

補足:日本のiTunesに4Kコンテンツはほとんどねーぞという話とセットアップ時の注意

まぁ、いわゆるおま国ってやつですかね。Googleのビデオも日本だけ4Kはハブられてたんで嫌な予感はしていたんですが、iTunesも日本はローガンやキングコングくらいしか4Kコンテンツは確認できませんでした。海外では早いうちから4K対応が確認されていたララランドもHDのままだったんで他も間違いないでしょう。
これに関してはAppleの責任というよりは配給会社の姿勢の問題ですね。むしろAppleはよくやっているとおもいます。

セットアップについてですが、AppleTVの初回起動のHDMIクオリティ検査には問題があって何も考えずにおまかせにしているとフルのカラーフォマットで映画などを視聴できない可能性がありますよということです。
こちらについては別途AppleTVのレビュー記事を書くつもりなのでそこで詳しく説明しようとおもいます。とはいえこれまで述べた知識があれば自分でセットアップできるかとおもいますので、気になる方は一度設定をあらためてみましょう。

こちらからは以上です。

sponsored by

*1:ちなみに48GbpsというのはHDMI2.1の帯域で、おそらくこのケーブルは次世代の規格に対応している

*2:めんどくせー客ひいちまったなとおもったことでしょうが、あこぎなことするほうが悪い