よく来たな、俺は墨噴射八兵衛だ。俺は毎日すごい量のツイートをしているがあまり長文は書かない。だがスプラトゥーン2に関しては別だ。今日は暇さえあればスマッホを取り出してSiriに質問ばかり、負けた理由をバランス調整にだけ求める毎日。そういった負け犬の日常に浸かりきってナイフを研ぐことを忘れてしまったおまえら腰抜けどもにメキシコの荒野で生き抜くための基礎を叩き込むためにやってきた。
最近スプラトゥーンの日記ばかり書いているように見えるが実はマッチングのレーティングがあまりにもファックすぎることに腹を立てて一ヶ月以上プレイしていなかった。Ver1.3.0で向上されたというアナウンスーがあったので戻ってきて、こうして今日の長文を書いている。
(スポイラー:今日の文章はダイハード・テイルズで時々素敵な文章を寄稿してくださっている社会派コラムニスト、逆噴射総一郎先生から大いにインスパイアされた文章スタイルになっています)
この文章を読んでいるお前らは当然スプラトゥーンを知っているだろうが念のために教えておくと任天堂が製作したTPSシューティングゲームのことだ。そしてあたりまえだが本稿では最新作である2を基準に語ることになる。
任天堂が作ったホットなイカのベイブに騙されてはいけない、このゲームはそうとうなハードコアでナメてかかったアホはT-1000のように突然インクから現れたローラーに頭を殴られ、クラゲにもかえりみられないみじめな死を迎えることになる。任天堂が作る対戦ゲームはいつだってハードコアで人を熱くさせる。エンジョイ勢を気取った連中も負けがこめば発狂してjoy-konを投げつける狂気のインク・バトルグラウンド。つまりこのハイカラシティはメキシコシティだ。
だがお前らはこのインクのジャングルで生き残るために必要な知識と知性があっとうてきに不足している。おまえらはスマッホを手に持っているが検索に必要な知識をもっておらずYAHUU知恵袋などで「S+のひとにしつもんですが感度はいくつですか?」などと無意味な質問をすることに費やしてしまいどうしようもない。
なお今回のメキシコはあくまでスプラトゥーンを対戦ゲームに勝ちたいというゲーマーの基本的欲求に正直なものへと向けて書かれたものだ。勝ち負けに興味のない人間やサーモンランといった別のメキシコに惹かれた者たちは読む必要がないので帰るがいいだろう。
またすでにS+の維持*1が安定しているバンデラスやカンスト組のマリアッチも当然こんな文章を読む必要はない。
運ゲーだと嘆く前にやること
まず最初に言っておく。このゲームのマッチングはクソだ。
アップデートしたと言っているが、ガチパワーは相変わらずまともに機能しているようにみえないし、片方のチームにチャージャーが3人固まるようなことは朝飯前だ。だがそれでもまだお前がS+になっていない、あるいはなってもすぐSに落ちてしまうのであればガチマッチを運ゲーだと呼ぶ前にやることがある。
それではまずこのゲームの基本的なメカニクスを理解せずに突進してナイフで瞬殺されるイカが非常に多いので本当に基本的なところから説明する。
このゲームは常に勝ってる方がめちゃくちゃ有利だ。
何をあたりまえのことを、あほなのかとおもったかもしれないがわかっていないアホが多いので仕方ない。お前らは恐らく初めてのシューティングゲームとジャイロの荒野を歩くのに精一杯で広い視野で物事を見る余裕がなかった。だが真に荒野を支配するには物事を広く見渡す鷹の目が必要なのはいうまでもない。このアホらしく見える大原則はそこへの第一歩だ。付け加えていうならば、おれは今までこれほど戦況の偏りが戦術的な有利不利を決定づけるゲームをみたことがない。
全滅したときにフィールドで発生していること
ここで述べることは全滅時に限らず、小さい波だが常に発生しているものだ。だが話をわかりやすくするために全滅したときに限定する。
まず敵チームに発生している状況だ
目標の取得 (=点数の有利)
- 心理的余裕
潤沢な塗り時間
フィールドの確保
スペシャルゲージの確保
強ポジの確保
次に自分チーム
点数的不利
塗り状況の圧倒的不利
デスペナルティによるスペシャルゲージの減少
人数的不利(4人同時に死ぬことはまずありえない)
簡単にあげるだけでもこれだけの差がついてしまっている。このゲームはインクが兵站であり行動範囲であり隠れ場所でもある。敵のインクが広がる場所とはすなわち熱砂の荒野に他ならない。そこら中に棘のあるサボテンがあふれ、靴の中にはサソリが入り込む。マリアッチのギターケースからはマシンガンが出て来て油断したお前は死ぬ。そういうところだ。
幼稚園児でもわかりそうな不利な状況だが実際の戦闘では一人で突っ込んで死ぬあほが後を絶たない。敵陣に一人で突っ込むお前はゆうかんなバンデラスではなく幼稚園児以下のあほだといわざるをえない。
俺もかつては不甲斐ない味方に文句を言いつつ一人で状況を打開しようと闇雲に突っ込んでいたが……やめた。効率が悪いからだ。真に勇敢な戦士は自らの失敗を認めることを厭わない。おまえはどうだ? 成長する勇気があるか? 自分の失敗を認められない場合、おまえはまたスマホンを取り出してyoutubeで最強ブキがどうのこうのといったタルサ・ドゥームの仕掛けたたわごとにまどわされて時間を浪費し……老いていく。
失敗を認め、真の戦士へと変わる準備ができたお前のために次からは具体的な行動についてかいてゆく。
まずスペシャルゲージを貯めつつ味方を待て
リスポーン待機画面で味方が全滅したのを確認したお前はまず挽回のためにスペシャルゲージを溜める必要がある。「でもゆっくりしてると点数差が!」と喚いてしまった奴はまず落ち着け。
まずお前たちは初動で負けた。つまり相手の方が腕が良い可能性が高い。
そして中央のバトルフィールドはもはや敵の色一色だ。つまり敵はそこら中に潜んでいる可能性が高い。そしてお前らがそこに入るには間抜けな銃でインクを打ちながらフィールドを塗る必要がある。
インク満タンで隠れているやつと、銃をそこら中にバンバン撃って歩き回っている間抜け。どちらが有利だ? 日本の社会において出る杭は打たれるがここインクのメキシコにおいても目立つ奴は真っ先に殺される。俺はタフガイだから返り討ちにできるというやつは好きにしろ。だが本当にお前がタフならば全滅などしなかっただろう。
ちなみに先に死んだ味方が先に突っ込んでまた一人で死ぬ場合だが、どうしようもない。それでもお前は辛抱強く他のメンバーを待ち、スペシャルを溜めて不利な状況を打開するのだ。お前がそこでコントローラーを投げ出す腰抜けなら好きにすればいいが、ここまで不利な状況化では味方がどうであれ勝利に必要な行動は変わらない。だがそいつは戦力外なので3人+動くスプリンクラーで戦うものだと考えて作戦を立てろ。
「どうせ負けるなら早く負けた方が次に行けて効率が良い」などと抜かす腰抜けもいるが無視しろ、どうせそいつはメキシコで死ぬ。どんな状況でも勝率の高い行動をとり続ける姿勢こそが次に繋がる。タフになれ。
自分の陣地から少しつづ塗り返してクリアリングしろ
味方が揃い、スペシャルが揃った。次にお前はどうする? 突っ込んでスペシャルを発動させて一発逆転か? そうして少年マンガの勝利体験が忘れられないお前はダニー・トレホの投げた投げナイフを食らって死ぬ。もう何度も書いたが、敵もすでにスペシャルを貯めており、さらに有利なポジションにひそんでお前を待ち構えている。お前はそれを打開しなければならない。
塗り返す方法だが、ここは単純ではない。編成などによっても変わってくるからだ。だが基本は変わらない。自分側のフィールドを全て塗り返してクリアリングしろ。ローラーやフデが相手にいる場合は特に注意しなければならない。さもなければお前らは戦場に到達する前に刺されて全滅する。
ある程度経験を積めば相手のブキとステージによってどの場所に隠れていることが多いかわかるはずだ。わからないやつはわかるまで全滅しつづけるしかない。そこら中にローラーがひそみチャージャーが遠くから狙ってくるメキシコで記憶力のないアホは何度でも全滅する。
あほなお前らは気がついていないかもしれないが、このゲームにおいてイカはインクに潜伏して姿を隠すことができる。つまりこのゲームのバトルフィールドは4体のプレデターがひそむジャングルのメキシコにひとしい。そこでシュワルツェネッガーでもないお前らが特攻するのはプレデターのやつらに頭蓋骨をプレゼントしにいくようなものだ。
戦況を五分にもっていく
今回のスペシャルは敵をあぶり出し、移動させることに長けたものが多い。アメフラシやプレッサー、マルチミサイルを持っているやつらはセンプクしている近接とチャージャーを強ポジから追い出すべきだ。
塗りを拮抗状態に戻し、敵を強ポジから追い出したお前はここでようやく五分になった。実際には点数負けしているのでそうではないのだが頭数的にはそうだ。ここからどう勝つかについては今回は扱わない。タフになれ、ここで言えるのはそれだけだ。
本当に基本的なことばかりを扱ったが、お前らはまずこの戦況を五分に持っていくと言うことができず英雄的逆転を夢見て無意味なスーパージャンプを繰り返して死ぬあほばかりなのでいつもクソみたいなノックダウンで試合が終わる。
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全滅から逆転を狙うには
全滅からそのままボロ負けを続けるお前らは、時々相手を全滅させる。そしてそこから逆転負けをする。これは先ほどおれが書いた指南記事とむじゅんするのでは? ある意味ではそうかもしれない。だが先ほどの内容はまともなやつがまともな行動をとった場合について書いている。一人で突っ込んで死んだり、最前線で瀕死の味方をめがけてスーパージャンプするような間抜けのお前らは相手を運良く全滅させたところで、調子にのってマンションなどを買い、酒を飲んで女と遊び、そしてローンとかを払い続けて老いて死ぬ。
先ほど全滅したときにフィールドで起きていることを解説した箇所を読み返してほしい。人数差、フィールドの塗り、強ポジの確保について書いてあるだろう。
例えばお前らが相手を首尾よく全滅させたとする。次にお前らはフィールドの塗り返しもせずいきなり敵陣に突入する。なぜならあほだからだ。だが一人か二人、まともに脳みそがついているヤツはエリアの塗り返しやヤグラなどの目標確保のための行動を行うだろう。
ここで、相手陣地において有利不利の逆転現象が発生する。相手を全滅させようがどうしようが敵の陣地は敵のインクに染まっている。そして一部のバカなステージをのぞいてはリスキル防止のため、当然保有陣営が有利な設計になっている*2。そして突っ込んだバカは惨めに野垂れ死ぬ。
リスキル狙いのアホを返り討ちにした敵は次に目標に攻め込み、一人や二人で頑張って目標を確保していたまともなイカを蹂躙する。こういう冷静な判断ができるやつは味方が特攻死したのを察知すると引きながら時間を稼ごうとしたりするが、それを拮抗していると判断した先ほどのあほがスーパージャンプでやってきて死に、そしてGameOver。お前はコントローラーを叩き割る。
さて、つまり逆転したいなら逆をやれば良い。
マップをみて、少ない人数で特攻をかけてくるようであれば死角に潜伏しておいて返り討ちにすれば良い。自陣の返り討ちポイントをみつけておくといいだろう。
さいごに
ここでは猪突特攻をバカにしまくったが、もちろんそれで勝つこともある。特にBやAのランクを手っ取り早く抜けるには一人で無双するのが有効になる。
だがそんなゴリ押しが常に通用するはずもない。
どの状況でどの程度押すべきか、潜伏してひきつけるか、というのはステージやルール、そしてブキの構成によって当然変わってくる。上で述べたのはあくまで基礎的な一般論にすぎない。だがそれゆえに多くの状況に適用できるしなやかさがある。厳しいメキシコの荒野で一人になったとき、最後に頼りになるのはお前が常に握りしめているその軟弱なスマッホではなく一本のナイフだ。今回おれがお前にさずけたのはメキシコの荒野を生き延びる知恵のうちひとつで、それも身を守る方法にすぎない。お前のナイフはお前自身の手でみつけるのだ。
逆噴射文体めちゃくちゃ疲れるのでつかれた。
追記:録画して自分のプレイを見返せ
俺はさいきんキャプッチャボードとかいうものを購入したのでSwitchやいろいろなゲーム機のプレイを録画して好きな時に見返すことができるようになった。
これで録画して自分のプレイを後で見返すといい。おれは絶望した。そこには味方に文句を垂れながら無意味な突撃を繰り返すどうしようもない下手くそのファック野郎がごまかしようもなく録画されていたからだ。だがおれはその絶望を乗り越え……そしてこうしてブロゴに指南書をかくまでになった。お前は真実に向き合う覚悟があるか? あるならキャプチャボードを買って録画することをおすすめする。
ちなみにおれはビデオデッキの時代からすでに録画の機種とかには詳しくないので自分が購入したやつへのリンクをはるだけにしておく。
ひとつだけポイントをのべるのであれば「HDMIのパススルーに対応したやつにしろ」それだけだ。パススルーとかいうやつがないとお前は遅延した映像をみながらプレイすることになり、ディアブロに追い詰められたポルナレフのように敗北する羽目になるだろう。HDMIのパススルーとハードウェアエンコーディングというキーワードをたよりにスマホでググれば自ずとお前のほしいものはみえてくるはずだ。
ちなみに録画とかして必死すぎてキモいとかいう間抜けは無視しろ、そいつはどうせメキシコで死ぬ。そいつは頑張って負けるのが怖い腰抜けか、遊びに本気になる楽しさを知らない悲しい腑抜けでいずれにせよどうしようもない。
俺はWiiUでスプラトゥーンをプレイして、面白いと感じた。そしてSwitchを入手して2も買った。いまSwitchをもっているやつは品薄の中、決して安くない初期ロットのゲームハードを購入したマヌケ揃いだ。いまさらキャプチャボードでガタガタ言うやつはいないだろう。ほしいとおもったら買って損はない、使わなくなったらリサイクルショップにでも売り払えばいい。
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