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カッコ良さ最強の完全ワイアレスイヤホン 「Beoplay E8 3rd Gen」の超ざっくりレビュー

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ざっくりまとめ

ホワイトノイズが酷すぎるので買わない方がいい。

良いところ

  • AACとAptXの両方に対応している(重要)

  • 圧倒的なデザインの良さ

    これは見た目だけじゃなくて、手に持った感じとか耳にはめた感じ、絶妙なマグネットの強度も含めて本当にデザインが素晴らしい

  • 音質が良い

  • 下手なANC付きのイヤホンより遮音性が高い

  • なので一日中付けっ放し、音楽流しっぱなしでも疲れない

  • ケースがクッッッソかっこいいので机の上に出しっぱなしにしておきたくなる

  • とにかく所有欲が満たされる

  • Qiで無線充電できる

    正直完全ワイアレスイヤホンの音質には全く期待していなかったので驚いた

  • コンプライの付け替えチップが最初から付属している(これだけで1000円ちょいするんじゃないかな)

良くないところ

  • ホワイトノイズがデカすぎる

  • (ホワイトノイズ が酷いくせに)値段が高い

  • 接続性の悪さ、特にAndroidとの相性が良くない

    ただし一度接続が確立されてしまえばかなり安定している

  • 日本からだとサポート体制がわかりにくい(公式ページのドメインが分かれていたり……)なので公式ストア以外からは買わない方が安全?

結論:オレはおすすめしない

音質、デザイン、サポートの質……全て素晴らしいイヤホンだけど、とにかくホワイトノイズが全てを台無しにしている。
4万近くするイヤホンでこれはない。やめとけ。
外音取り込みモード時に高周波ノイズが出ていたのもあり、サポートにも問い合わせてみた*1が、高周波ノイズのほうは初期不良ということで返品に応じてもらえたがホワイトノイズについては「店頭展示品と同じレベルのものしか確認できないので不具合ではない」という対応だった。実際、新しく送ってもらった品物も同じくらい大きなホワイトノイズがあったし、他の試聴用個体も同じくらいの大きさで聴こえたのでこのノイズレベルがこの製品の仕様なのだろう。

音質重視の人でホワイトノイズを気にしないタイプで、Sennheiser MOMENTUMの見た目は好きになれない……って人ならありかもしれないが……。

ちなみに今出ているワイアレスイヤホンの中で僕のいちおしはPanasonicのRZ-S50Wです。

まず値段が安く、ホワイトノイズもほぼない。音質も悪くない。
おしむらくは対応コーデックがAACのみというところか。

音質について

僕が普段愛用しているイヤホンはWESTONEのW40(2019年モデル以前のやつ)で、フラット寄りで解像度高めニンニクマシマシの長時間つけてても疲れないタイプが好き。
とはいえ別に高音質にこだわっているわけではないのでサブに使っているKZという中華メーカーの謎BAイヤホンでも割と満足している感じの人間。無闇にドンシャリだったり、低音以外の音が全て迷子になってるような音痴イヤホンじゃなければヘーキな程度に意識は低い、でもちょっとだけ奮発して良いやつを買っちゃう。そういうこと。

だから「コシのある音」とか「女性ボーカルの艶やかさが」とか「太陽光発電による温かみがある音」とかそういうレビューは出来ないです。

完全ワイアレスイヤホンは前々から気になっていたんだけど、なんか接続が切れそう*2だなとか音質は二の次なんだろうなとか、なんかくしゃみすると鼻からうどんが出てきそうだなとか考えちゃって二の足を踏んでいた。
んだけど、見た目が気に入ったE8を店舗で軽く試聴してみたところおもったより音質がよかったので衝動買いしてしまったのであった。

オーオタは機器選びに使うリファレンス曲を決めておくものらしい。
なのでみなさんもイヤホンを選ぶときには基準になる曲を一つ決めておくといいでしょう。よく聴く曲を使うといいとおもいます。なぜなら貴方が新しいイヤホンで一番流すのは、その曲なので……
まぁでも音圧高いポップスとかはどんなイヤホンで聴いてもだいたい同じようにしか聴こえないから、そういうのは避けた方がいいかも。

僕は作業してるときとかはピアノ曲を選んで流すので上原ひろみのMOVEとかをリファレンスにしている。この奏者のトリオ構成で気持ちよくきけないイヤホンだと何聴いても厳しそうだし。

僕にとって気持ち良いイヤホンはドラムがちゃんとしてるイヤホンなので、色々と試聴するときはそこに集中することが多いかも。
スネアとハイハットのアタックがバッと出て、鳴るべき余韻はちゃんと鳴って、キックとベースが迷子にならない。ピアノの低音とベースが混ざらないかどうかも確認。

E8の音質については流石で、特定の音域が出過ぎたり聴こえなかったりすることもないし、解像度も高い。イコライザーもついてるけど、特にいじらないでどんなジャンルの音楽も楽しく聴けるイヤホンだとおもう。
強いていうならちょっと低音が強い気がするけど、下品ではないバランスなのでオーケー。

ただし音が小さくなるとホワイトノイズが気になりだすので、必然的に無音部分が少ないポップスとか専用に使うことになるんじゃないかな。

最後のまとめ

色んなガジェット系メディアが絶賛してるだけあってE8の音質は良かった。
しかし触れられていない部分もあった。
ウチが言いたいのはそぉいうこと……

率直にいって、イヤホンのレビューやっててこのホワイトノイズに気がつかないのはマジで耳がおかしいから反省して欲しい。ガチでイヤホン難聴の可能性あるし耳鼻科にいったほうがいいとおもう。
海外のレビューもちょっと漁ったけどどこも言及してなかったし、提灯レビューこわっ。

僕は店頭でちゃんと試聴したんだけど「うわっ音質いいやん!ANCはついてないけど遮音性高いし問題ないなーーー」みたいな感じで触れてしまったんだよね。いや、まさかこの後に及んでホワイトノイズが酷い製品が生き延びてるだなんておもってもみなかったし。
みなさんはBluetoothを試聴する際はきちんと静かな空間にいってホワイトノイズを確認してから購入を決めましょうね。

しかしどこのイヤホンもBluetoothのレシーバーとかDAC部分ってクアルコムとかの同じもん使ってるはずなのになんでこんな個体差があるのかね?

ひとまずこちらからは以上です。
RZ-S50Wのレビューは気が向いたら書きます。

*1:Bang & Olufsenのサポートの質は非常に高い……Sonyは爪の垢を煎じて飲んだ方がいい

*2:見た目が気に入って買ったソニーの黄色いBTヘッドホンはマジで酷かった。サポートもゴミカスだった。もう二度とソニーの製品は買わない