ダンジョン飯がはつばいされましたね
僕がクッソ楽しみにしていた (去年読んで面白かった漫画とか - タオルケット体操 )九井諒子の初の長編、「ダンジョン飯」がこのたび発売になりました。超嬉しい。マルシル可愛い。
1月15日発売、九井諒子『ダンジョン飯』1巻。迷宮の奥深くでドラゴンに襲われ、装備も仲間も失った冒険者・ライオス一行。ドラゴンに喰われた仲間を救うため、モンスターを食べながら迷宮を攻略せよ!! 九井諒子初の長編、ついに発売!→ pic.twitter.com/nmeJVN54Qa
— ハルタ (@hartamanga) 2015, 1月 13
はい。
迷宮の設定、狂乱の魔術師によって生成されたダンジョンというそこはかとなくウィザードリィを彷彿とさせますね。
最深部に居座るレッド・ドラゴン(食える)はダンジョンマスターへのオマージュだろうか……
僕は水族館はもちろんだけども、例えば動物園だとかで色々な生き物を見るたびに「食べられるのかな、どんな味なのかな」と考えてしまうタイプだ。
そして上でも書いたが、レッド・ドラゴン(食える)。そう、ダンジョンマスターをはじめとして食事の概念を持ち込んだRPGはモンスターを食べられるものも多い。当然、そういった架空の生き物の味だとか、調理方法を妄想してしまうのは致し方ない。ないよね。
短編時代から「RPG的ファンタジー世界への掘り下げ」に定評があると僕の中で話題だった作者だが、ダンジョン飯においてもそれが遺憾なく発揮されている感がある。作者のRPGに対する造詣の深さ感もバリバリ発揮されているため、この手の作品にありがちな「あんまゲームやったことのない人が作ったRPGパロディ」みたいなコレジャナイ感に悩まされることもなく、安心して妙な世界感を楽しめる。そしてマルシルが可愛い。
そんな作者が想像力を駆使して、ファンタジーあるあるの「クリーチャーって食えんの?」を書いてくれたわけで、そんなん面白くないわけない。ちゃんと料理の栄養価までも書いてくれている。そしてチルチャックも可愛い。
なお、こういったレビュー的なものは気に入ったコマとかを写メったやつをバシバシ貼付けるもんなんだろうがワタシは著作権のなんかに配慮してというよりも面倒くさいなのでそういうことはしません。たかだか500円で読めるぞ!
なお可愛いエルフことマルシルは、攻撃魔法と回復魔法を両方使えて、かつ鑑定も出来る、また信仰心も篤いようなのでビショップっぽいですね。
生きるため、人間を食べたモンスターを食べるのは許されることなのか? ファンタジーを通して我々に倫理の限界を問う問題作、今後の展開が楽しみですね!
- 作者: 九井諒子
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
- 発売日: 2015/01/15
- メディア: コミック
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絵も、もとからうまかったけど順調にそのままうまくなっていってるし、シリアスな長編も読んでみたいなー。
おしまい!