正直な話、僕は器用なので一度もVimを難しいと感じたことがないのですが、世間的にはVimは難しいとかクソとか変態だとか言われます。
しかし最近僕が気が付いた事実として、Vimを挫折した人達は、入門に必須とも言えるであろう最強のVimコマンドの存在を知らないということがあります。正直、この二つのコマンドを使わずしてVim使いを自称している人間はいないでしょう。
ここでは初心者や入門者向けに、Vimの敷居を下げるためのTIPSを捧げようと思います。
これから紹介する二つのコマンドを覚えて家に持ち帰って実行するだけで、あなたはもうVim中級者です。
Vimの操作を簡単にする
生まれながらのVimmerは存在しません。人間誰しも最初は初心者なのです。
一つ目のコマンドです。まずはVimの空気に身体を慣らしましょう。
$ vimtutor
はい。チュートリアルですね。
何故Vimの操作を難しく感じるかと言えば、「テキストエディタ = メモ帳みたいな操作感」というクソみたいな先入観が存在するからです。逆に言えばそんな先入観がなければ「へぇそういうもんか」みたいな感じで納得出来ます。
変態と言われるAC持ちであっても、今までゲームをやったことがない人間であればなんの違和感も持たないというのと同じ理論ですね。
チュートリアルと馬鹿にすることなかれ、1000行にも満たない長さですが
- テキストエディタとしての基本操作
- Vimならではの編集思想
- シェルとの連携
- 簡単な初期設定
- 補完の出し方(!)
までを過不足なく説明しきっています。
ぶっちゃけた話が「Vim 初心者 入門」でググる暇があればvimtutor
やったほうが有用です。玉石混合なネット上の記事よりも100倍確実で役に立ちます。
今更こんな話題かよと思わんでもないですが、Vimの操作よくわかんないんすよーとか言いながら使い続けてる人は基本的にこれやってない気がしますのでやりましょう。やらないでVimを批判する人は今後、マニュアル読まずにサポートに電話かけてくる客を馬鹿にしちゃいけませんよ。
Vimの機能を簡単にする
:help
はい。
なんで難しい機能を難しく感じるかというとその機能がどういう機能なのか知らないから難しく感じるわけです。逆にその一見難しいように見える機能がどういう働きを持つのか説明してもらえば全然難しいことなんてない……なんてことはないわけなんですが、少なくとも意味不明だぜってことはなくなるわけです。
Vimはヘルプが超充実していることで有名なので、その充実したヘルプを読むことで貴方のVim力も充実していくわけです。
なお「機能が多すぎて難しいんだよ」みたいな突っ込みもありそうですが、エディタだろうがIDEだろうがその他グラフィックだとか問わず、プロ用のツールというのはどれもこれも溢れんばかりに多機能だと相場が決まってるので諦めましょう。難しいことをするのがプロなので、低機能なツールは最終的には使い物にならないか作業効率を著しく下げるんですよね。
まとめ
チュートリアルで基本を押さえてからヘルプを引きまくれば百戦危うからず。
ハンパな釣り記事感がある上に何番煎じ感が臭いますが、Qiitaとかでよくわからん「初心者向け紹介記事」みたいなものを読み漁るより、まずはチュートリアルで基本を知ってからヘルプを引きましょう。そこで基礎的なVim素養を身につけてから、改めてVim書籍やインターネットVimコンテンツに触れるのが一番効率的に情報を集められて良いのではないかと思います。
まぁヘルプヘルプいうVimmerが多いのはそれだけhelpを引かないユーザが多いということでもありますからね。かくいう僕もめんどくさくてサボることが多々あるので引き締めていかないといけませんね。
おしまい。