- PS4持ってるならウィッチャー3を買えばまず損しませんよあなた
- ウィッチャーとはどういうゲームか
- ウィッチャー3の残念なところ
- ウィッチャー3を最高に楽しむための攻略法
- DLCもクソ面白いぞ!
- まとめ
- 追記:ウィッチャー3 ゲームオブザイヤー エディションが発売が決定しました
- 追記2:PS4 Proの4K化対応について
PS4持ってるならウィッチャー3を買えばまず損しませんよあなた
「PS4買いたいんだけど、おすすめのゲームとかってあるの?」っていう質問は、PS4の購入をためらっている人からよく聞かれるんだけど、とにかくウィッチャー3を買おう。PS4ではすでに素晴らしいゲームが沢山出てるけど、とにかくウィッチャー3を買うと良い。
僕はもう何ヶ月も人生に支障をきたすレベルでウィッチャーのことを考えてる。最高。
ウィッチャーとはどういうゲームか
ストーリー概要とか、細かいところは4Gamerでもみてもらうとして、手短にまとめると
オープンワールドの世界を自由に走り回ることができる
今やハイスペックではないPS4でさえ美麗なグラフィック
シンプルながらそれなりに楽しめる戦闘操作
一つ一つ、よく作り込まれたクエストの数々
ADV顔負けの選択肢の豊富さ、プレイヤーの試され度
最高のストーリー、そして無数の分岐
追加ストーリーDLCの発売があと一つ控えている
最高
クロノトリガーというオーパーツめいた最高のゲームがあって、思い出補正もあって長い間ずっと僕の中でクロノトリガーが最高のRPGということになっていました。
ある意味でスカイリムがそれを塗り替えてはいたんだけども、それでもあの和ゲー的なストーリーラインの代替にはならなかったんだよね。ベゼスタはそこらへん雑だし。
でもウィッチャー3はぶっちぎりで面白い。
「ハイスペックならゲームは面白くなるのか〜〜古き良きRPG云々〜〜」みたいな眠たい議論の無意味さよ。ウィッチャー3はまさしく現代のハードだからこそ生まれたタイトルだし、今後のハードウェアの進歩に合わせてRPGはもっと面白くなるというのをまざまざと見せつけてくれた。
ADVとして考えてもとてもレベルが高い。
以前はADVもちょいちょいやっていて、バルドスカイなんかはシステムとストーリーを絡めたメタ構造含めてめちゃくちゃ面白かったんだけども、ウィッチャー3の「選択肢とそれによるストーリー分岐」の塩梅の妙は既存のゲームと一線を画する物になっているようにおもう。分岐の仕方が見事すぎるせいで、実際以上にストーリー展開の余地が広くみえる(実際広いけど)のだ。
GOTY獲得してたけど、さもありなん。まさしく妥当そのもの。
「ストーリー重視な日本のRPG」の理想形がウィッチャー3
わかる。わかるよ言いたいこと。
あれでしょ、「洋ゲーは自由度高すぎるし目的がないから……」って言いながらお前らは目的も終わりもないスマホゲーで無限の暇つぶしをするんでしょ! わかる!
確かにパズドラで+タマゴをゲットするために延々ループするのと、スカイリムで特に意味もなく村人のポケットを除きまくるのと、どちらも無益なんだけど無益のベクトルが違う。わかるよ、僕は両方わかる。大丈夫、どっちかができる人は両方の適性あるからね。だんだん気持ちよくなってくるよ……
でもウィッチャー3は大丈夫。オープンワールド洋ゲー的な自由度、マップ探索の楽しみは十二分にありつつ、かなり練りこまれたメインストーリーがあるわけで、寄り道が好きじゃない人は一本道ゲー(と言っていいのかな。ストーリー分岐はある)としても純粋に楽しめるようにできている。
つまり、極めて日本人向けな作りをしているということ。いやほんと。
デモンズソウル、ダークソウルシリーズが「洋ゲー寄りのテイストでありながら日本的な作りをしている」のと対比して、「和ゲー寄りの作りでありながらしっかり洋ゲーしている」のがウィッチャー3だといえる。ちなみにダクソ3がもうすぐ発売なのでめちゃくちゃ楽しみ。
一つだけ日本人の非洋ゲー層に受け入れられるか心配なのは主人公が子供じゃなくてオッサンなこと。
まぁかっこいいし問題ない。
ウィッチャー3の残念なところ
先に残念なところ
1と2を早くリメイクしてほしい
以前のストーリーを知らなくても単独で楽しめるようにはなってるんだけども、やっぱりやりたいよね。っていうことでリメイクしてくれ〜たのむ〜。
ちなみに原作の小説も1巻しか翻訳されていない。- 作者: アンドレイ・サプコフスキ,吉岡愛理,川野靖子,天沼春樹
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/05/30
- メディア: 文庫
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序盤のバランス調整が良くない
難易度にもよるんだろうけど、回復アイテムが少なくて最序盤は金策に苦労する。逆に中盤以降はクッソ余る。とはいえ許容範囲内。
高低差に弱すぎ
スペランカー先生かよ!! っていうレベルで死ぬ。受け身取らないと「えっ?」っていう高度で即死する。
まぁ鎧背負ってるし、3〜4階くらいの高度で死ぬのはある意味リアルな高度なのかもしれないんだけど、変異してるわけだし、伝説の男なんだからもうちょっと余裕持たせて欲しかった。CEROがクソ
まぁこれは別にウィッチャーのせいじゃないんですけど、とにかくCEROによる表現規制はクソ。
そもそもなんで表現規制するんだよ。表現を規制しなくていいようにするためのレーティングだろ脳みそ腐りすぎ。
とまぁそんな感じなので、スペックの良いPCを持っている人はコンシューマーじゃなくてSteamとかで買うと良いとおもいます*1。流通のピンハネも少ないんで、Steamで買ったほうが製作会社に入るお金多いみたいですし。
ちなみにローカライズは非常ーーーーーーッに丁寧、素晴らしい。ゼニマックス・アジアはスパチュンの爪の垢を煎じて飲んでどうぞ。
ウィッチャー3を最高に楽しむための攻略法
良いところは上記以外のすべてなので、ここでは購入を決めた人がより快適に楽しめるためのちょっとしたTIPSをおいておく。
プレイ中は攻略情報を一切みないこと
マジでこれに尽きる。
そもそも僕には理解できない文化なんだけど、実況動画とかも論外。
ウィッチャーのゲームデザインはストーリーを楽しむというところに最適化されているので、戦闘にしろ謎解きにしろ、そこで詰まって続行不能になることはまずないとおもっていい*2。
つまり、普通にプレイする分には攻略情報は不要なのだ。アクションが苦手なら「ストーリー」という難易度があるので、それを選べばいい。
何度でも言おう。エンディングをみるために攻略情報は不要だ。
それよりも攻略情報が致命的なのは、このゲームのキモである「選択と結果」というプロセスを奪ってしまうことにある。
ウィッチャー3で提示される選択肢は概ね結果を伴う。良かれとおもっての選択が、予期せぬ結果を生んで「ああー……あそこでああしてればこうならずには済んだのに……」みたいな気持ちになったりもする。
その妙はこのゲームのストーリー性を映画では絶対に真似できないレイヤーに持ち上げているわけなんだが、先に結果をみて選択肢を選んで、『良い』エンディングを観るというのでは肝心の部分が作業のレベルに貶められてしまう。それはミステリー小説を最後から読み解くような、作者に対する残虐行為と言っていい。
JRPGをやっていて、上の増田のような不満を持ったことがある人はウィッチャーをやるといい。
試される選択肢が沢山でてくる。中には時間制限のある選択肢もあったりして、戦闘よりもよっぽど緊張する。
2週目以降、トロフィーコンプしたい人なんかは攻略が必要になるかもしれんけど。
どうしても、攻略や、他の人のプレイ実況を見ないとプレイする気がわかないという人。恐らくはこのゲームをやってもあまり面白くないかもしれないので別のゲームをプレイしたほうがいいかもしれない。何事も好き嫌いはあるのでそういうのは仕方がない。今年出るだけでもウィッチャー以外の名作はたくさんあるのでなんら問題なし。できれば今後もローカライズに金かけてくれるよう、日本での売り上げが上がると僕は嬉しいけどね!
DLCもクソ面白いぞ!
今現在発売済みのDLCは「Heart of Stone "無情なる心"」で、10ドル程度で購入できる。メインストーリーほどのスケールはないが、それに匹敵するくらい面白い。製作者は10時間と言っているけど、サイドクエストや追加要素もあるし、明らかに10時間以上遊んでる。
正直もっとお金を払いたいくらいくらいだ。1000円ちょいって、スマホゲーならガチャ3回引いてゴミだしておしまいやぞ! せめて10連ガチャを回せる、3000円くらい払っても良いんじゃないか。いや、安い分には嬉しいんだけどさ。
4月に販売を予定している「Blood of Wine "血塗られた美酒"」に至っては、製作者達が「本編より優れている」とか言い出す始末。期待しかない。Heart of Stoneとのまとめ買いができるエキスパンションパックが用意されているので、それを買うと良いだろう。
これのためにダークソウル3を一ヶ月でクリアしないといけない。
『The Witcher 3』拡張「血塗られた美酒」は本編よりも優れている―開発者語る | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト
ウィッチャー3 ワイルドハントは明らかに2015年度最高のゲームだったけど、2016年も最高のゲームである可能性が高いっていうことですよ……
まとめ
ウィッチャー3は最高。おすすめ。ウィッチャーのせいでFallout4(これもめっちゃ面白い)が全然進まないぞ!
PS4やXBOX360やゲームPCを持っているならまずやっちゃおう。全然魅力伝えきれてないけど、とにかくやろう。
しかし今まで洋ゲー*3っていうと「アメリカは日本と違ってデカいし財力あるし…スケール感が違うのは仕方ないし…」みたいな感じで比較されてたけど、CD Project REDっていうポーランドのマイナー(多分)なゲームスタジオがこんだけの作品を出してくるっていうのは、コンシューマーゲーム産業が衰退しつつある小国日本としても一種の救いなんじゃあないですかね。僕はそう思います。
とりあえず依頼も全部こなしたし、ダークソウル3が出るまでにライフ イズ ストレンジ
でもやってようかしらん。
追記:ウィッチャー3 ゲームオブザイヤー エディションが発売が決定しました
9月1日に発売みたいですね。
DLCやUI改善なんかのアップデートも最初から入っているっぽいので、後ちょっと待てる人はこっちを買いましょう。

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追記2:PS4 Proの4K化対応について
11月に4K+HDRに対応したPS4Proが発売されるわけなんですが、残念なことにウィッチャー3は次回作の製作にリソースを集中させたいため、4K化に対応する予定はない、ということみたいです。
個人的にはこのスタジオの次回作に期待をかけているので、応援したい判断ですね(PC版はそもそも4Kに対応しているみたいですが)。
ウィッチャー3のグラフィックはそもそも本当にPS4か!? というレベルで綺麗かつ安定しているので、そもそも所有者の少ない4Kに対応してもどうなんだろうなーという感じはありますね。
ちなみにHDR化はすべてのゲームタイトルが恩恵を受けます(というかそもそも内部表現上はかなり昔からHDRで、それをダウンコンバートしてた)。ウィッチャーのグラフィックの美しさの一つには光の表現のうまさがあるので、4K化がなくてもHDR出力に対応するだけでかなり体験に違いが出るでしょう。
そしてHDRは旧式を含めてすべてのPS4が対応しているので、ことウィッチャーに限って言えばPS4 Proのメリットはフレームレートの安定などに限られてしまいそうですね。